「思考のクセ」に気づいた看護師が次にやること。自分を変える3つのステップ

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NURSING CARE · MENTAL HEALTH

「思考のクセ」に気づいた看護師が
次にやること。
自分を変える3つのステップ

気づいた後に何をするかで、変化が決まる

「思考のクセがあるんだな」と気づいた。
でも、気づいた後に何をすればいいのか、わからなかった。
そのまま数日が過ぎて、また同じしんどさが戻ってくる。

もしあなたが今、そんな状態なら——この記事はあなたのために書きました。

気づくだけでは、変わらない

「自分には思考のクセがある」と気づくことは、大きな一歩です。
でも正直に言うと、気づくだけでは日常はほとんど変わりません。

なぜか。

思考のクセは、長年かけて積み上がった「脳の習慣」だからです。
習慣は、気づいただけでは書き換わらない。
意識的に、少しずつ練習することで、はじめて変わっていきます。

では、具体的に何をすればいいのか。
3つのステップでお伝えします。

自分を変える3つのステップ
STEP 01
クセを「書き出す」

まず最初にやることは、シンプルです。
しんどいと感じた瞬間を、ノートに書き出すこと。

書く内容は3つだけでいいです。

いつ、どんな場面だったか
そのとき何を感じたか(感情)
そのときどんなことを考えたか(思考)

たとえばこんな感じです。

「先輩に確認したら、ため息をつかれた。みじめな気持ちになった。やっぱり私はできない看護師だと思った。」

書いてみると気づきます。「感情」と「思考」は別物だということに。

感情はその場の反応です。でも思考は、自分がつくり出した「解釈」です。この2つを分けて見られるようになることが、変化の入口になります。

感情と思考を書き出して区別する習慣は、心理学の研究でも気分や不安の改善に効果があると示されています。難しく考えず、まず書くことから始めてみてください。
STEP 02
クセの「パターン」を見つける

書き出しを数日続けると、あることに気づきます。
同じような思考が、繰り返し出てくることに。

たとえば——

「また迷惑をかけた」
「私だけができていない」
「ミスしたら全部終わり」

これがあなたの「思考のパターン」です。

ここで一つ、自分に問いかけてみてください。

「この考えは、事実? それとも解釈?」

先輩のため息は事実です。
でも「私はできない看護師だ」は、解釈です。事実ではありません。

事実と解釈を分けて見る習慣は、自分の思考パターンを客観的に捉える力を育てます。この「一歩引いて自分の思考を観察する力」は、心理学でメタ認知と呼ばれ、メンタルの安定に深く関わることがわかっています。
STEP 03
別の見方を「試してみる」

パターンに気づいたら、次は別の見方を探します。
ここでのポイントは「ポジティブに考えよう」ではないこと。

無理にポジティブにしようとすると、かえって苦しくなります。

大切なのは「もう一つの可能性を考えてみる」こと。

「先輩がため息をついたのは、私のせいじゃなくて、先輩が忙しかっただけかもしれない」
「今日ミスしたのは、経験が足りないからじゃなく、情報が少なかったからかもしれない」

100%信じなくていいです。
「そういう可能性もあるかな」と思えるだけで十分です。

この「別の見方を探す練習」は、固まった思考を柔らかくしていきます。繰り返すことで、しんどい場面でも少しずつ楽に受け取れるようになっていきます。
私がこの3ステップで変わった話

正直に言うと、最初はうまくできませんでした。

書き出そうとしても、感情と思考の区別がつかない。
パターンを見つけようとしても、「全部事実じゃないの?」と思ってしまう。

でも、続けているうちに少しずつ見えてきたことがありました。

私が一番繰り返していた思考は——

「私がちゃんとしなければ、誰かが困る」

これは責任感からくる思考で、看護師として大切な部分でもある。
でも同時に、自分を追い詰める思考でもありました。

「誰かが困るかもしれない」は可能性であって、事実じゃない。
そう気づいたとき、少しだけ肩の力が抜けた気がしました。

変わるのに時間はかかります。
でも、書き出して、パターンを見て、別の見方を試す——
この3ステップを繰り返すうちに、確実に思考は柔らかくなっていきます。

■ まとめ
1
思考のクセは「気づく」だけでは変わらない。練習が必要
2
ステップ1|しんどい場面を書き出す(感情と思考を分ける)
3
ステップ2|繰り返すパターンを見つける(事実と解釈を分ける)
4
ステップ3|別の見方を試してみる(ポジティブではなく、可能性を探す)
5
思考は「変える」のではなく「柔らかくする」イメージで

思考のクセは、あなたの弱さではありません。
長年、真剣に仕事と向き合ってきた証です。

ただ、そのクセが今のあなたを苦しめているなら——
少しずつ、ほぐしていきましょう。

思考のクセが気になったら、
一人で抱え込まないでください。

まずは無料相談から、一緒に整理しましょう。
🌷
この記事を書いた人
救急Ns × 産業保健師
看護師専門のメンタルヘルスサポーター

100名以上のメンタル相談に寄り添い、
看護師の3か月救済プログラムを主宰。